さえの例文や意味・使い方に関するQ&A

「さえ」の使い方・例文

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Q:さえ」「すら」+肯定形


風が吹き出しただけでなく、雨さえ降りだした。
風が吹き出しただけでなく、雨すら降りだした。

この2つの文は自然ですか?


日本に来てから5年以上たちますが、
上2つの文は違和感しかありません。
私でしたら、こういうときは絶対に「まで」を使います。
さえ」と「すら」は、必ず後ろに否定形がくると思うのですが(~さえ・・・ば の形は例外)
日本語ネイティブの皆さんは、「さえ」「すら」が肯定文で使われることについて、違和感はありませんでしょうか。
A: 言葉の用法に違和感を感じるのは、言語体験がなさしめるものでしょう。
このご質問は、あなたの周囲にいる日本人の中にその表現を頻繁に行う人がいるから提起されたものですか、それとも書かれたものの中で時おり目にするのが原因ですか?

例文のような事柄を述べるときに現代日本人の多くが「まで」を使うようになってきている。そんな中で語体験を積めば、古い時代に一般的だった「さえ」「すら」に違和感を感じるのも自然だろうと思います。

辞書をご覧になれば、あなたが違和感を感じている用法が説明されています。
すら https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%99%E3%82%89/#jn-120264
さえ https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%95%E3%81%88/#jn-86096

一方であなたが実生活・実体験の中で身に着けたものはそれに即したものでない。
それでいいのではありませんか?あなたがその語法を使うか使わないかはあなたの自由でしょう。自分の体験を信じて実行すればよいはずです。日本人母語者だってそうしていますよ。

あなたが周囲の日本人とinteractionするとき、周囲の人間との意思疎通が円滑に行われたなら、それで良いわけでしょう。周囲の人間がたいてい「まで」を使っているのだから、あなたも「まで」を使えば良いのではありませんか。

ところが、書かれたものの中に違和感を覚える表現が出て来る。それは辞書を調べて意味を把握すればよいだけのことでしょう。文書とinteractionするわけではないでしょうから。
Q:さえ」「すら」の違いについて例文を作って比べてみましたが、よければ下記の内容に間違った部分や不自然な日本語があれば、ご指摘いただきたいです。

「この問題は小学生でさえ解ける」
「この問題は東大生ですら解けない」

(ちなみに「解ける」は「とける」と読み、「解くことができる」という意味だと思っていますが、間違えたら教えてくださいね)

調べた結果、「さえ」は副助詞であり、「すら」は係助詞であるという説があるらしいですが、ウェブ辞書で調べたら逆に「さえ」は係助詞で、「すら」は副助詞ですね。詳しくは下記のリンクを飛んでご覧ください。

参考資料

「すら」「さえ」の違い/使い方や用法例文の紹介
https://tora-manner.com/31.html

「すら」と「さえ」の違いとは?分かりやすく解釈
https://meaning-dictionary.com/「すら」と「さえ」の違いとは?分かりやすく解/

Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)係助詞の意味・解説
https://www.weblio.jp/content/係助詞

Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)すらの意味・解説
https://www.weblio.jp/content/すら

日本人でもはっきり「さえ」「すら」の違いがわかっていないようですが、私の考えでは上記の作った2つの例文のように「さえ」はやや期待のある事柄に使って、「小学生でさえ」と言うのには「小学生でも解けるから、君だってできるはずだよね?」という意味合いがあります。その一方で、「すら」はよりマイナスな意味が含まれていて、「東大生ですら」と言うのには「東大生でも解けないから、君なら無理」といったニュアンスがあるのでしょうか?
A: 難しい問題ですね。こういう細かい言葉の違いについては、日本人でもあまりわかっていない人が多いです。

◎「すら」「さえ」の違いについて、基本的な意味の理解は合っていると思います。(参考資料1)

それを踏まえた上で、例文に対して思ったことを書きます。

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①「解ける」→「解くことができる」の口語表現で合っています◎ 日常的に使われる表現です。

②「この問題は小学生でさえ解ける」→自然です。「小学生でも解けるような、簡単な問題」というニュアンスになります。

③「この問題は東大生ですら解ける」→この文だけ読むと、少し不自然に感じるかもしれません。
文章としては成立しているのですが、この例文で前に来る言葉は「東大生(=とても勉強ができる)」なので、
「東大生ですら解ける」という文章の場合は「東大生よりも勉強ができる人物が、東大生レベルの問題を下に見る(マイナスの意味)」という感じの状況になってしまいます。

 ▶︎例)「東大生でも解けるから、君だってできるはずだよね?」という意味
------

どちらを使っても「〇〇でも〜(できるのだから/できないのだから、etc...)」のような意味合いの文章になり、前に来る言葉を比較して打ち消す(マイナスの意味を与える)ようなニュアンスになります。

どちらがより強いマイナスの意味になる、などの違いはあまりないと思います。
(例文どちらも「さえ」「すら」両方で自然に文章として成立します)


私も正確にわかっているわけではないですが、少しでも参考になれば幸いです。

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