ソビエトの例文や意味・使い方に関するQ&A

A: 文法的な間違いはそんなにありません。間違いではなくても、こうした方が自然だ、という風に書き換えているところもあります。

<<ソ連時代のロシアで書かれた、暦の月にまつわる面白い話があります。それはロシアの作家、サムイル•マルシャークが子供向けに書いたお話です。
大みそかに、ある国の若いわがままな女王が、春だけに咲くマツユキ草が見たくなって、特別なお触れを出しました。そして国中の人が騒ぎ始めました。そのマツユキ草を持ってくることができた者は、マツユキ草の代わりに黄金でいっぱいの籠が褒美としてもらえます。それを聞いたある継母とその娘が、妹娘をマツユキ草を探しに夜中の森に行かせました。その娘は継母の実の娘ではなかったので、外は真冬なのに無理矢理森へ行かせたのです。森の中で可哀想な娘は12人の月の精たちに出会いました。娘の話を聞いた４月の精は、娘を助けてくれました。娘はマツユキ草を手に入れて、無事にうちへ帰りました。うちで娘の帰りを待っていた継母はマツユキ草を取り上げて、女王の住んでいる宮殿ヘ褒美をもらいに行きました。継母はなんとか褒美をもらうことができましたが、女王はマツユキ草が咲いている場所を見せて欲しいと言いました。そして女王は、継母と二人の娘、家来たちと一緒に森へ行きました。森へ来ると、娘はマツユキ草が咲いている場所はどこにあるのか、教えるのを断って逃げてしまいました。女王たちの周りでは急に季節が変わり、みんなは凍えてしまいました。その時、森の奥から白いコートを着たおじいさんが出てきて、みんなの願いを叶えてあげよう、と言いました。女王は宮殿へ帰りたいと言いましたが、継母と姉娘は暖かいコートが欲しいと言いました。そして継母と姉娘は喧嘩をして犬になってしまいました。その後、女王はまた娘と１２人の月の精たちに会います。結局女王は素直になって、娘にそりで宮殿まで送ってほしいと丁寧に頼みました。>>