体言の例文や意味・使い方に関するQ&A

「体言」についての他の質問

Q: How to distinguish simply 体言:の、こと
A: 「の」は助詞です。体言の代用をするもので、それ自身が体言ではありません。

別の言い方をするなら、「動詞連体形+の」では「の」が動詞連体形を名詞化しているケースと「の」が他の名詞の代わりに使われているケースがあります。

よく言われている「の」=「こと」は代用例のひとつでしかなく、「人・時・もの」その他の具体的な名詞に至るまで、代用例は限りなくあります。

「こと」というのは「ことがら」「できごと」「現象」「行為そのもの」などを意味する名詞です。一般的に「こと」は抽象的なニュアンスが強く、反対に具象的な対象には「もの」が使われます。
「こと」という言葉には、そのような意味的な制限がある一方、「の」は単に機能だけを持っているので、意味的な制限はありません。言い換えると、意味を変化させたり、別の意味を付け加えることもないのです。


ご質問の例文を分析しましょう。
子供が公園で遊んでいる__をみました。

簡単な理由で結論を言うなら、そこに「こと」は使えません。「こと」は抽象性が強いので目で見ることの対象として妥当でないからです。
動詞を変えて、例えば「議論する・討論する」を使うと、問題なく適合します。議論のテーマというものが抽象的な事物だからです。
⇒ 子供が公園で遊んでいることを議論しましょう。

そうすると、上の例文に入るのは「の」しかありません。しかもこの「の」は「こと」の代用でなく、「遊んでいる」という動詞を名詞に変える働きをしているだけであり、「遊んでいる」の機能が名詞に変ったことだけがそこで示されているのです。

結論としては、もし「こと」と「の」の使い分けを知りたいということならば、そこに「こと」という言葉が使えるかどうかをチェックし、可能なら「こと」と「の」の両方どちらを使ってもよく、もし「こと」がだめなら「の」しか使えない、というポイントで判断してください。 

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