名詞の例文や意味・使い方に関するQ&A

「名詞」を含む文の意味

「名詞」の類語とその違い

Q: [名詞]いかんでは と [名詞]いかんによっては と [名詞]に掛かっている と [名詞]次第で はどう違いますか?
A: 「いかんでは」と「いかんによっては」はほとんど同様につかいます。
「物事の成り行きや結果がどうであるかということ」です。
「かかっている」も同様な意味です。
「相手の対応いかんでは法的措置も考える。」
( We will consider taking legal action depending on how the other party . )
「私たちの成功は支援が受けられるかどうかにかかっている。」
( Our success depends on whether we can receive support. )

意味は近いですが、「次第」は、「現在に至るまでの事情、いきさつ、成り行き」ですので、「事の経過」の方により重点を置いています。
ですから例えば「理由のいかんを問わず例外を認めない」とはいますが、「理由の次第を問わず例外を認めない」というのは聞きません。
「事と次第によっては由々しき(ゆゆしき)事態となろう」とは言いますが、「事といかんによっては由々しき事態となろう」というのは聞きません。(「 事のいかんによっては由々しき事態になる」は あると思います。)
しかし、実際、意味が近いので同様に使える事も多いです。

以下は和英辞書に出ていた文です。参考までに。
「事と次第によっては由々しき(ゆゆしき)事態となるだろう」
( It could turn into a grave situation depending on the circumstances.)
「成功は私たちの努力次第だ。」
( Success depends on our efforts. )
「 この店は交渉次第でかなり安くなる。」
( Anything in this store can be quite cheap if you negotiate. )
Q: 名詞になる と 名詞となる はどう違いますか?
A: 意外と難しい問題ですね。比較的正確に思える説明を引用します。
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歴史的には、ニナルは主格が存在しなくても良い点で、非常に形式語的な用法として一貫しています。
・ここで働いて40年になる
→”40年になる"の主格は、「働いてきた年月の合計時間〈ガ〉」ですが、顕在化すると日本語として不自然になります。
このような性質は、どうやら平安時代から一貫しているようです。
1975年ごろに東大の雑誌で発表されました。

現代語では、ニは変化結果を抽象的に表し、トはその内容を具体的に表示します。
・今度の事故は、死亡者数5000人〈ト〉、未曾有の惨事〈ニ〉なった。
~トと~ニの語順は入れ替わることがありません。
この研究成果は、21世紀に入ってからのもので、ある査読雑誌で発表されたものです。
私の見るところでは、このような性質も、やはり平安時代から現代語まで続くもののようです。

いまのところ、ちゃんとした実証研究の中では、これ以上のことは明らかにされていません。
文体的な違いとして、格調高いものではトナルが好まれる…
その程度の理解でも困らないでしょうが、これから研究のメスを入れて行かなければならない重要な領域です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12104889857

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