ついにとやっとはどう違いますか？

Question

ついに と やっと はどう違いますか？

Grated_ginger · Answer

「ついに」は最終的な結果を表現する時に使い、「やっと」は苦労して得た結果を表現する時に使います。
「ついに」という言葉は、「次々と呼び出されてついに自分の名前が呼ばれた」などの使い方で、長い時間の後、最終的にある結果に到達する様子を意味します。

「やっと」という言葉は、「給料を貯めてやっと海外旅行に行くことができた」などの使い方で、長い時間や労力を費やして実現したり、成立する様子を意味します。
長くなってスミマセン🙇

yosimo · Answer

同じですが、続く言葉によっては入替えできない場合もあります。
また、「ついに」は良い事にも悪い事にも使えます。
「ついに森から脱出することが出来た」
「ついに森から脱出することが出来なかった」

「やっと」は良い事にしか使いません。
「やっとライバルチームに勝てた」

-tomo_tomo- · Answer

@nihonjack

ついに
  長い間を経て、何かの結果に達したことに対して使います。

やっと
  長い間苦労した後、いい結果になったことに対して使います。

毎週楽しみにしていた番組が、ついに終わってしまった。
1時間歩いて、やっと駅に着いた。

hiro_01 · Answer

「ついに」と「やっと」の違いですが、「ついに」が基本的に時間軸に関することなのに対して、「やっと」は、努力・時間・労力問わず使えます。

たいてい、時間がかかることには、努力や労力も必要となるので、「ついに」を「やっと」に置き換えても文章的には成立することが多いです。

しかし、例えば、「この部屋は３人で暮らすのがやっとの広さだ。」を、「ついにの広さ」としたら間違いです。時間軸ではないからです。狭いのを我慢して工夫しても「やっと」暮らせる広さというニュアンスになります。

また、「ついに」は否定文に用いることはできますが、「やっと」は否定文には用いられません。「やっと」は努力して成し遂げた様子なので、成し遂げなかったときには使われない理屈です。

「ついに」を否定文で用いるときには、期待していたことが結局実現しなかった様子であることが多いです。

「彼はついに現れなかった。」といえば、現れることを期待しながら待っていた様子が目に浮かびます。
「彼はやっと現れなかった。」とは絶対に言いません。

「暗殺者を返り打ちにしてやろうと、銃を膝の上において一晩中待っていたが、ヤツはついに現れなかった。胸をなでおろした。」ということもありますから、良いか悪いかではないと思います。「禁煙を誓った彼は、亡くなるまで、ついに一本の煙草も吸わなかった。」、「彼は卒業まで、ついに一度も学校を休まなかった。」、「二人は、部屋を出るまで、ついに一度も口をきかなかった。」も正しい表現です。

置き換えられる場合、文章は成立しても、意味が変わるので注意が必要です。
「電車がついに来た。」（長いこと待っていたんだろうな、と思います。）
「電車がやっと来た。」（待つのが結構しんどかったのだろう、と思います。）
これは軽い変わり方ですが、例えば、
「〇〇選手、ついに5000本安打達成！」とはいいますが、
「〇〇選手、やっと5000本安打達成！」というと、5000本安打達成よりも、そこまでの道のりが長かったことにことさらに焦点をあてていることになり、文章的には正しくても、かなり失礼になります。
なお、「〇〇選手、ついに5000本安打達成できず。」というと、4990本安打ぐらいで引退してしまったような話になります。

ついにとやっとはどう違いますか？説明が難しい場合は、例文を教えて下さい。

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